Jekyllと出会った(ホムつく)

新たな出会いがありました。 Jekyllさんです。

そして「こうじのがく書庫」はJekyllベースというかGithub Pagesに引っ越す事になりました。 Jekyllを使う大きな理由が1つあるというわけではなく、複数の理由が積み重なった結果です。

Markdown便利だよね

Wikiで簡単に文書を書くという事になれた僕にとって、Markdownは受け入れやすいものです。 考え方がとても各種Wikiサービス文法に似ています。 テキストエディターで文章をさくっと編集して保存しておくのにもってこいです。

そして今ではデファクトスタンダードになりつつあるのではないかと思います。これはMarkdownをサポートするツールやサービスが沢山でてくるという所にメリットがあります。

おそらくツールによって非互換な部分もあると思いますが、とりあえずそれっぽく書き溜めておいて、必要に応じてあわせればいいかと。

使っているサービスプロバイダーがいまひとつWikiに力を入れてくれない

やはり儲かるのはBlogサービスらしく、Wikiには力を入れてくれないんです。 利用者の数が断然違いますからね。 スマホ対応とかこの数年の変化にまったく対応してくれません。

ほかのWikiサービスでもやはりスマホ対応は甘いですね。 対応してもスマホ版ではカスタマイズがまったく出来ない仕様がほとんどです。 スマホ版でGoogle Analyticsぐらい対応して欲しいです。

静的サイトジェネレーターの台頭

やはりBlogに引っ越すべきか悩みましたが、静的Webサイトジェネレーターという分野が急に脚光を浴びるようになり、調べ始めました。 HTMLファイルをWebサーバーに転送して公開するという、原始的な方法を現代に持ってきたものです。 しかもMarkdownをサポートしている物がほとんどなので、Wikiっぽく文書を書く事ができるので魅力的なわけです。

代用的なツールは

  • Jekyll: 知らない人はいないほど有名なRubyベースのBlog形式をサポートしたジェネレーター
  • Octopress: Jekyllを呼び出す形で利用する、静的なBlogジェネレーター
  • Pelican: Pythonベースのジェネレーター

など、いっぱいあります。日本人はどうやらOctopressが好きらしいです。

Octopressって良いのか?

なんだか「Octopressいい!これ!」 「Octopressに引っ越しました」見たいなブログ記事がやたらに沢山あるのですが、そういう記事を書いている人のほとんどは、そのブログが数回のPostで終わっています。 もともとブログを書く習慣がない人にOctopressは絶賛される事が多いようです。

しかもOctopressのデフォルトテーマをそのまま使っていたり、ちょっとデザインが変わっていても何も機能が付いてないつるんとしたブログデザインになっている人がほとんどです。 やはりブログ書きたい人にOctopress使っている人はいないように思います。

Octopressそのものにも気に入らないところがいっぱいあります。

  • ディレクトリ構造が汚いだろ!! 見る気がしません。
  • ソースのMarkdownと生成後のHTMLを両方管理とかありえないからぁーーー!!
  • いやソースだけ管理してあとは自動生成できるとか言ってTravis CIでめちゃくちゃ苦労とかあえないからーーー!!

というわけでOctopressは使いたくありません。 まあ使いたいのはブログじゃないしね。

Github Pagesの存在

Octopressのところでちょっと書いてしまいましたが、本来は生成したHTMLをFTPか何かでWeb hostingサービスに転送するのが当たり前なのですが、そうなるとソースのMarkdownと生成後のHTML両方を面倒見ないといけないわけです。 これはまさに面倒です。

しかしすばらしいことに、Github Pagesのサーバー側に組み込まれているJekyllを使えば、ソースのMarkdownだけ送り込めば後はサーバー側でHTML生成してくれるんです。楽チンです。Githubのリポジトリーもソースだけ管理されている状態です。

しかも、Github Pagesは無料にもかかわらず広告が強制表示されません。他のサイトの多くは広告が出るので、出るのはいいのですがデザインが崩されてしまうのです。そういう意味で広告が出ないというのはとてもありがたい。

これを使わないなんて勿体無いにもほどがあります。

そしてサービスプロバイダーのごにょごにょな理由

どうもこれまで使っていたサービスプロバイダーの存続が難しいみたいです。無くならないうちに脱出しないと・・・。

結局、生のJekyll

Jekyllが使いたいとかではなく、いろんな理由で最終的にこの形に流れてきたわけです。

本当はすべてをクラウド化して、手元に何も置きたくないのですが仕方ありません。

ブログはどうしようか今も悩んでいます。やはり携帯端末からさくっと書きたい時もあるでしょ? blogger.comはいつ無くなってもおかしくないし、wordpress.comは無料じゃカスタマイズできないし。